だれがお供えしたのかな?秋の頃のお話 朝のお祭を終えて、拝殿を出ようとしたとき、 「あれ」 拝殿に上がる階段に小さな山の栗がいくつか置いてある。 (上るときには気づかなかったけど…だれかがお供えしたのかな?) 山で拾った栗をお供えしたのはだれだろう。子どもかな、それともお山のきつねかたぬきかな。 拾い上げて拝殿に戻り、さきほどお供えしたお米の隣にそっと置いた。 夕方お供えを下げるときに、栗はそのまま三方の上に残しておいた。 「ぼくのお供えした栗、なくなってたよ。神様が食べたのかな?」 どこかできつねの子がお母さんに報告しているかもしれない。 数日後、お宮を開けて、お供えをしよう...06Dec2018日々のできごと