神社犬サツキ、神さまを見る平成31年2月3日(日)午前7時 鹿島大神宮ご神前にて今日は節分昨夜の風で散らばった杉っ葉を掃こうと参道の石段を上がっていたら、娘と犬が追いついてきた。いつもは散歩中神社に登ったりしないのだけれど、私がいるのを見つけて登ってきてしまったのだ。犬は7歳になる柴犬の雑種で名前はサツキ。この辺では「うっつぁしい」と言われる元気なオスである。サツキはいつもの元気さで熱心に石段を登り上げ、そのまま突進しようとするのを、娘にリードで引き留められた。その時である前を見たサツキが、ペタンッとしりもちをついたのだ。そして、とってもびっくりしたように「わんっ」とひと声鳴くと、すわったまま瞬きもしないでご神前を見ている。「えっ?」「えっ?」私と娘はご神前...03Feb2019日々のできごと
だれがお供えしたのかな?秋の頃のお話 朝のお祭を終えて、拝殿を出ようとしたとき、 「あれ」 拝殿に上がる階段に小さな山の栗がいくつか置いてある。 (上るときには気づかなかったけど…だれかがお供えしたのかな?) 山で拾った栗をお供えしたのはだれだろう。子どもかな、それともお山のきつねかたぬきかな。 拾い上げて拝殿に戻り、さきほどお供えしたお米の隣にそっと置いた。 夕方お供えを下げるときに、栗はそのまま三方の上に残しておいた。 「ぼくのお供えした栗、なくなってたよ。神様が食べたのかな?」 どこかできつねの子がお母さんに報告しているかもしれない。 数日後、お宮を開けて、お供えをしよう...06Dec2018日々のできごと
障子絵馬ってどんなもの?障子絵馬(しょうじえま)というのは、はがきより二回り大きいくらいの木枠に、絵を描いた障子を貼ったものです。多くはヘビやタカが筆で簡単に描かれていたり、版画で刷られていたりしますが、ニワトリやキツネが描かれているものもあります。何のために作られたかと言えば、おカイコさんを食べてしまうネズミを追っ払う、おまもりなのです。 養蚕の盛んだったこの地方で、よいマユが取れるようにと言う願いから作られた絵馬なのです。 養蚕農家は、毎年2月8日は「まゆ団子の日」と言って、お米の粉でマユの形をかたどったおだんごを家々で作り、郷社の境内にあるオカイコさんの神様、蚕養(こがい)神社のご神前にあげてお参りしました。そしてそこに置いてある障子絵馬...10Oct2018日々のできごと境内にあるもののお話
おいしい!ので、ついつい宣伝したくなるのです杜のカフェは、版画展に来てくださった方がちょっとくつろげる場所があればいいなと思って開設したのです。社務所のはしっこに作った、ほんとに小さなコーナーです。だからあんまり宣伝してもしょうがないのです。だってちょっとしかないのですから。でも、それでもあんまりおいしいと、やっぱり宣伝したくなりますね。06Oct2018お知らせ日々のできごと
野村たかあき「絵本と鬼さん版画展」開催中ですただ今鹿島大神宮社務所にて、版画家野村たかあきさんの版画展を開催しております。ご覧のような鬼さんの木彫りや、野村さんが版画で原画を作った絵本も展示しています。秋の1日、ぜひ愉快でやんちゃな鬼さんたちに会いにいらしてください。小さなカフェコーナーにはおいしいコーヒーや紅茶、焼き菓子などをご用意しています。03Oct2018お知らせ日々のできごと
杜のカフェ、オープンしました杜のカフェ、場所は鹿島大神宮の社務所です。11時から4時まで開いています。西田町の美味しいものをちょっぴり紹介するつもりが、とっても素敵なしつらえになりました。01Oct2018日々のできごと
篠笛を吹く篠笛を吹くのは大好きです。時々しか吹かないし、全然レパートリーは増えないけれど、この鹿島大神宮の鎮守の森で、たった一人で吹くのが好き。この写真は妹が撮ってくれました。先夜行われた「中秋の名月ー鬼と遊ぶ雅楽の夕べー」の午後のことです。自作の絵本『やんちゃももたろう』を朗読なさることになっていた版画家の野村たかあきさんが、「雅子さん、笛の音入れてよ」とおっしゃるので、久しく吹いていなかった私は大あわて。(えっ、何を吹こう。どこでどんな風に入れればいいんだろう。だいいち音は出るの?)となっているわけです。この後一応の打合せをしたけれど、ぶっつけ本番なので、その通りにはならず、お互い適当な掛け合いになりました。(この場合の「適当」はちょうど...26Sep2018日々のできごと
祝詞のこと ー必勝祈願の祝詞を読む「祝詞(のりと)って、どんな風に読むのがいいのだろう?」祝詞をあげる立場になって、まず考えた。詩の朗読や、絵本や物語の読み聞かせなど、声を出して読むことは好きだったので、「北原白秋の『落葉松』は、少し寂しげな感じがいいな」「落語絵本『じゅげむ』は、落語家みたいにテンポよく明るく…」など、その時々で、読むものと、聞く人のことを考えて読んできた。祝詞は神様に向かって申し上げる感謝やお願いの言葉だから、ーうやうやしくでも参列者にも聞き取れないと困るからー滑舌よく・少し大きめな声で・ゆっくりと・抑揚をつけて…そんなところだろうか。もうひとつ、読むときに大事かな、と思っていたのは「平常心であること」参列者に代わって感謝と願いを神様に申し上げる...27Jun2018日々のできごと
新しいご朱印きっかけは宮司の一言「今使ってる、古い鹿島大神宮の印があるでしょう。あの字はとてもいいから、あのまま大きく作って、ご朱印にしたいと思ってたんだ」たしかにその「鹿島大神宮之印」は、古めかしくて雰囲気のある字だと思ってました。26May2018日々のできごと境内にあるもののお話